2017年9月10日 (日)

伊勢丹のフロアの一部に市の公共施設を持ってくるという議案について

伊勢丹4階のフロアの一部を公共施設として1021億円で借りる、という議案審査について。皆さんはどう思いますか???

 

この件、今議会の最大の争点だったと思います。すでに新聞等で報道されているように、松戸市議会は市が提出した原案には反対。修正案を提出し、修正案に全会一致で賛成・可決という結果でした。

 

しかし私のところに「伊勢丹が無くなったら松戸はどうなるのか」という電話が来たように、残念ながら新聞報道が委員会の議論を適切に伝えているとは思えず…、すでに様々な議員がこの件をブログやSNSに書いているようですが、遅ればせながら私なりに説明をしたいと思います。

 

市からは、公共施設再編に伴う議案との説明でした。内容は、

①伊勢丹4階フロアの6割を市が借り、公共施設にする。10年契約で10年で21億円強の賃借料が発生する。入る予定なのは、松戸市民活動サポートセンターの機能の部分、市民劇場の分館として会議室を数部屋、旅券事務所(現在千葉銀ビルに入っている)。

駐車場は年間3,000万円で1フロアの台数分ほどを借りる。

 

②浅間台の総合福祉会館と松戸市民活動サポートセンターの建物を壊し、複合施設にする。入るのは、元々入っていた、公民館・図書館・矢切地区社協・社会福祉協議会、多目的スペース。新たに矢切支所、二十世紀ヶ丘消防署。

 

③矢切支所と二十世紀ヶ丘消防署の土地はデベロッパーに売る。

 

 

伊勢丹の建物地下1階~地上11階のうち、伊勢丹は4階以下に縮小するとの話でした。

 

疑問に思った点は幾つかありますが、最も変だなと思ったのは、事前に大会派に全く打診されていないようで、唐突に提出され、本当に通す気があるのだろうか?という点でした。他には、

 

⑴どうしてビルのオーナーからではなく伊勢丹から「又貸し」されなくちゃならないのか。

⑵他に適地を探した上なのか

⑶果たして賃借料は相場なのか

⑷公共施設再編という名の一企業の救済策ではないのか

⑸当事者である松戸市民活動サポートセンターの人たちとはどこまで話し合いが進んでいるのか

などです。

 

7日の総務財務常任委員会では、ほとんどの議員から質問が出ました。

 

Q1:松戸市がこれまで借りている他の建物に比べて3倍ほどの賃借料であるとの指摘。オーナーから直接借りないのは何故か

A1:伊勢丹側からフロアの一部を借りてもらえないか、との提案があったため

 

Q2:伊勢丹隣の松戸ビル内にも市の施設が入っているが、利用者は駐車場は有料であるのに伊勢丹の中の公共施設を使う人は駐車場は無料、その整合性をどう捉えるのか。また、駐車場の仮受け料は年間3,000万円10年で3億円、それなら新しい駐車場が建てられるのではないか

A2:その辺はまだ詰めきれていない

 

Q3:サポートセンターの指定管理者には聞き取りをしているのか

A3:議案が上がったとの報告はした

 

Q4-1:行政というのは、議案を通す時大抵用意周到にしてくるものだが今議案はそう思えない。政治的な判断があったのではないのか、市長に問う

A4-1:副市長から答弁。時間のない中で説明不足な点があるのは承知している(無責任じゃないかよ!とのヤジが…)。伊勢丹が9月末までに返事をよこしてほしいとの話だったので市として考えたものである(でないと撤退するぞ、と?)

Q4-2:我々議員は政治家として、この少ない情報から審議しようと臨んでいる。同じ政治家として市長は何故答えないのか

A4-2:市長答弁(この委員会でこの答弁が唯一度だけでした)。政治判断ということではなく、市にとって必要と思って提案している。

 

Q5:今回は公共施設を再編して浮いたお金を投資できるが、10年後はどう工面するのか

A58年後くらいから検討することになる

 

とにかく…正直ひどすぎて職員が気の毒になるくらいでした。つまりほとんど詳細が詰めきれていない提案なのです。

 

また、今議案は公共施設再編を絡めた提案でしたが、本来そのメリットは、再編することで市の財政が助かるから行うのであって、浮いたお金を使ってしまうのでは意味が無いのです。

 

結果的に、委員会では伊勢丹のフロアの一部を借りるという箇所を削除した修正案を提出し、市の提案の原案には反対。委員会の提案した修正案に賛成した、という経緯でした。

 

「伊勢丹には残ってほしい。」「松戸が沈んでしまう。」

ことは誰もが言うこと、思うことだと思います。議員だって皆同じ想いであることは共通の認識です。

そこで皆さんにお尋ねしたいのは、2点です。

 

①この一年の間に、あなたは伊勢丹で何を買いましたか?

②伊勢丹の救済のために、貴重な税金を投入してもいいですか?

 

2017年7月23日 (日)

平成29年6月議会の一般質問より

 6月の一般質問で、初めて「不登校」の問題を質問しました。

 私の息子が2年半中学校に行けなかった経験があり、当事者として発言することに意味があるだろうと思いました。なかなか世間にわかってもらえない不登校。うちの場合の例を話しました。説明が長すぎて上手くいきませんでしたが、少しは伝わったでしょうか…。

それにしても、文章にすると長〜っ!

 

 

<校現場における子どもの教育環境・生活環境について>

 

 平成27年度、文部科学省の問題行動調査によると、不登校の


児童・生徒は全国で12万人とされています。


 松戸市の不登校の児童・生徒は、昨年は小学生98人、中学生


312人、合計で410人です。小学生と中学生を比較すると、圧


倒的に中学生が多いのが徴です。計算上では、中学校の各学


年に5人ずついる計算になります。


 統計を取り始めた昭和50年は、小学校で12人、中学校で23


人が報告されいますが、その後10人、20人と年々増え続け


てきました。その頃は「登拒否症」と呼ばれていました。


 昭和4555年頃は、オイルショックがあった時期ですが、


「新幹線教育」という名がつくほどの詰め込み教育になり、


子どもは荒れ、校内暴力が話題となりました。財界がエリー


トの育成を提唱し、進学率はどんどん上がり、日本中が教育


加熱化していきました。同時に「落ちこぼれ」という言葉


流行語に、この頃から全国で登校拒否は増え続け、社会問題


化してきた歴史があります。名称が不登校となったのは平成


9年頃です。


 文科省は、昨年9月「不登校児童生徒への支援のあり方に


ついて」を通知し、その中で「不登校は、取り巻く環境によ


っては誰にでも起こりうるので、問題行動と捉えてはならな


い」としています。その一方で、教育機会確保法が成立しま


した。しかし、なぜ今、様々な現象が子ども達に起こってい


るのか、その社会的背景や学校のシステムなどの検証かなさ


れずに教育確保を保証していこうとすることに私は疑問を感


じています。不登校の児童・生徒を縛るものになりはしない


でしょうか。


さて、ここからは少し長くなりますが、私の体験から不登校に


ついてお話ししたいと思います。私の息子は、中学1年生の2


学期の10月頃から登校できなくなり、そのまま中学3年生が終


わるまで不登校でした。


2014年、息子が中1の2学期の始業式、ひどい咳と熱が出て


学校を休みました。その後もなかなかスッキリせず、本人が度々


「熱っぽくて調子が悪い」と訴えます。首を触ると確かに微熱が


あるのです。地元の病院に行って風邪薬を飲んでも全然効きません。


3・11で被ばくもしているので、まさか悪い病気ではないかと、


紹介状をもらい、松戸市立病院で検査を受けさせました。すると


異常は全く無く、私はその時初めて、原因が心だったことに気付


きました。中学校のカウンセリングも2~3回受けました。行け


そうな気がして準備した月曜日の朝、2階に荷物を取りに行った


きり降りてこないので見にいくと、息子はカバンの前に正座して


全く動けなくなっていました。


 頭では「学校に行きたい」「学校に行かなければならない」と


思っているのに、体が全く言うことを聞いてくれない。要は、頭


と体の乖離が起こり、それが身体的な症状として現れます。うちの


場合は熱や頭痛・腹痛でしたが、抱えている事情によっては、母親


に暴言を吐いたり、暴力的になったり、物を壊したり、逆に部屋に


引きこもってしまう場合もあるそうです。それだけ受けた傷が深い


と理解すべきだと思います。


 友達はみんな頑張って学校に行っているのに、自分は頑張れな


い。


そんな自分を責め、自分はダメな人間だと思い込み、自己否定感が


非常に強くなります。ダメな自分を誰にも見られたくない。知られ


たくない。だから外には出ないか、出ても暗くなってからです。


そして、頑張れない自分を、お母さんはどう思うだろうか、友達は


自分を見捨てるかもしれない、という不安に苛まれます。息子は幸


いにも優しい友達に恵まれ、時々励ましてくれていました。しかし


結局学校に行くことは出来ませんでした。


 日中はだいたいゲームをして時間をつぶしていました。


 ゲーム依存や昼夜逆転を悪くいう人がいますが、ゲームに夢中


なるのも理由があります。たった独りで長い時間を潰すのはと


ても辛く、ゲームをして気を紛らわすしか無いのです。うちで何


をしているのか?と担任にも周囲にも聞かれ、ありのまま答えると、


大抵は呆れた顔をされましたが、苦しい事情は、なかなか伝わりま


せん。


それに、本人も楽しそうにゲームをしているため、心の内側が周囲


には分からず、家族の中でも批判が出たこともありました。


 息子については、「わがままなんじゃないか」「ただ行きたくな


くて甘えているだけでは」「甘やかしすぎでは」「勉強がついてい


けなかったのでは」「お母さんが選挙に出たのが恥ずかしかったの


では」「お母さんが忙しすぎて寂しかったのでは」「実はいじめに


遭っていたのでは」…などなど、周囲から色々と言われました。ま


あ、なぜか母親が悪く言われることが多いんですが、本人に聞いて


もそれらに心当たりは無いようでした。


 息子は、どちらかというと勉強が出来る方だったと思います。


格はかなり真面目で、中間テストは2週間前からせっせと勉強


し、一夜漬けしかしたことがない私の息子とは思えないほどでし


た。今思えば、ちょっと頑張りすぎた面もあったかもしれないな…


と思います。


 ところで、当時の教頭先生が「訪問相談担当教員」を紹介して


れました。千葉県独自の事業で、スクールソーシャルワーカー


とは違います。各家庭を訪問し、一緒に1時間ほど過ごします。


我が家の場合は、理科の実験をしたり、トランプゲームをして過


ごしました。


親や担任以外の第3者の大人とのコミュニケーションを続けられ


ことは、のちに非常に大きな影響を与えたと感じています。高


校受験の願書をどうするかの時、「受けてみる」と言えたのは、


先生のおかげだったと思います。その時の息子の表情は、大変


らぎ、安堵感に溢れていました。自らが「自己決定」することが、


こんな大きな力になるのだ、ということも、改めて教えられま


した。


 私は、息子には学校に行けと一度も言いませんでした。それは、


彼のエネルギーが殆ど無くなっているのがわかったからで、これ


多分、時間をかけなければダメだろう…と腹を括ったからです。


 そして、私から息子に言っていたことが2つあります。


 1つは「あなたがどんな状態になったとしても、あなたがあな


自身であることは何も変わらないよ。」ということ。もう1つ


「世界中の全員があなたを批判したとしても、私だけはあなた


味方だよ。」ということです。


母親の言葉次第で、おそらく子どもの不安は相当軽減されます。


ですから、母親のサポートをしていくことも同時に必要だと思い


ます。


 そこで


(1)不登校の児童・生徒の実態と家族を含めた対応についての


ア、どのようにアプローチしていますか。不登校初期の段階で、


徒と親に対して学校としてはどのようにアプローチし、アドバ


イスなどを行なっていますか?


教室や学校に足が向かない児童生徒に対しては、面談や家庭訪


問、スクールカウンセラーとの連携を通して、校内に設置されて


いる適応指導教室や松戸市適応指導教室「ふれあい教室」につな


げ、学校学級復帰に取り組んでいます。更に家から出られない児


童生徒に対しては、県の訪問相談員や本市の「ほっとステーショ


ン」にいる松戸市版訪問相談員によるアウトリーチ型のアプロー


チも行っております。

 

イ、接し方について、教員に対する指導はどうなっていますか?


生徒が“人格を持った一人の人間”であるという認識はありますか?


不登校対策研修会や人権研修会、教育相談研修会を開催し、


事例検討会や情報交換を通して、教員の児童生徒一人ひとりを


大切にした教育相談力の向上を図っております。また、児童生


徒への指導や接し方の参考となるよう全教員向けの不登校支援


の情報誌を定期的に発行しております。


このような取り組みを通して、児童生徒が人格を持った一人の


人間であるという認識のもと、指導する体制作りを行っており


ます。

 

ウ、文科省の問題行動調査が平成2810月に発表されています


が、原因別の統計をどう捉えていますか?


国の平成27年度「問題行動調査」の結果から見える松戸市の


不登校の傾向といたしましては、人間関係や本人の不安感に起因


するものが多く、中学生の不登校生徒はやや減少しているものの、


小学生の不登校児童が増えつつあり、不登校の低年齢化が見られ


ます。また、病気を理由とした長期欠席が増えてきていることも


近年の特徴でございます。

 

エ、不登校の生徒数によって、教員の負担にも差があるのではな


 いですか?


各学校の不登校児童生徒数は年度や学年によって差がありま


す。


その時の状況に応じて、教育委員会としては不登校対策指導の


実のために、学校訪問を行っておりまず。また、県から不登


校対策推進校として指定された学校には、教員が1名配置され


るなど、学校の負担軽減対策を講じております。

 

 

オ、スクールソーシャルワーカー(SSW)・訪問相談員を設置


背景と、それらに期待するものとは何でしょうか。


不登校のみならず多くの問題行動の背景には、児童生徒が抱


ている生活環境、心の問題などが複雑に絡み合っており、学


校だけでの取り組みでは解決が困難なケースが多くなっており


ます。そこで、問題を抱えた児童生徒に対して、児童生徒が置


かれた環境に働きかけたり、関係機関とのネットワークを活用


したりしながら課題解決をる「スクール・ソーシャル・ワー


カー」を試験的ではありますが、今年度、本市中学校1校に固


定配置いたしました。 


これにより、本人及び家族に対する支援や社会的な関係機関と


連携がスムーズになり、児童生徒一人ひとりの生活の質を向


上させ、家庭環境や教育現場の安心感や安全性の向上が図られ


ることを期待しております。


実際、ソーシャルワーカーが配置されたことで、「学校職員と


連携がとりやすく、情報共有しやすい環境になった」「気に


なる児童生徒に対して、迅速な対応が可能になった」など、既


に、その効果の一部が報告されております。


また、訪問相談員には、家庭への直接的な働きかけにより低年


化した諸課題への対応、保護者の困り感に寄り添った迅速な


支援ができると考えております。

 

今後も、一層充実した不登校児童生徒やそのご家族に対する支


を実施するため、具体的な指導や家庭への働きかけ等を行う


とともに、学校が地域や関係機関と効果的に連携を図るための


体制作りにも取り組んでまいりたいと考えております。



2017年4月29日 (土)

政務活動費の報告書を提出して来ました!

平成28年度の政務活動費の報告書、提出期限ギリギリ間に合いまいした。
大変だったけど間に合ってホッとしました〜(*_*)


松戸市議会の政務活動費は

月々50,000円×12ヶ月=600,000円/年。

私は会派の活動に月々5,000円×12ヶ月=60,000円/年

移動していますので、私が使える政務活動費は、実質

540,000円/年

となります。

今回計上した政務活動費は

635,057円(95,057円の超過)

でした(今後チェックされて認められないものが出た場合には削除したりするので、まだ確定ではありません)。
「28.xlsx」をダウンロード


ところで、前にも書いたことがありますが、松戸市議会では、一般公開の前に、議員に対して公開し、市民から誤解を招きそうな政務活動費の報告が無いかどうかお互いにチェックをします。以前に悪さをした議員がいたので、議会内でこの方法を考えたそうです。他市で行われているかどうかは調べておらず分かりません。

例えば、以前は1万円の交通費までは領収書無しで落とせましたが、今は「領収書」「目的」「会った場所」まで明記させられるので、計上している議員は私と中田京議員しかいません(最も、私が計上したのは、市民センターとか公的機関に行ったものだけですからほんの一部です)。

事務的な書類が面倒で返上している議員が多いのは、良くないことだと思います。 実際、議員活動をしていると、5千円や1万円は交通費で使ってしまうと思うので、何かもう少し使いやすい、良い方法は無いものかと考えています。

不正を行った議員が明るみになる度に締め付けが厳しくなるので、保守系の議員たちは「政務活動費を撤廃して全部報酬にすべきだ」という主張をするようになるのです。報酬であれば、報告書は不要だからです。

しかし、それでは議員活動が全く見えなくなるので、それはそれで良くありません。

また、勉強会などに出た場合は、以前は資料の提出だけでOKでしたが、今では「写真」と「レポート」を提出します。行った証拠にSuicaの履歴なども求められます。これも、以前に架空の講演会に行ったことにした議員がいたからです。

しかし締め付けが厳しくなる一方で、「このままでは”議会に入りたい”という優秀な人材が来なくなってしまうのではないか?」という危機感を持っている議員もいるようです。

仮に若い人が議員になったとしても、生活保障は全く無いので、議員を辞めたら「唯の人」になってしまうわけです。ということは、結局怖くて議員を辞められないという現実もあるのではないでしょうか。

それにしても、議員に不正をさせないための、使いやすい方法…何か良い手は無いものでしょうか?一部の困った議員のために、真面目にやっている議員の方が面倒なことになるなんて、とても理不尽だと思います。


私は政務活動費では全く足りず、自分の報酬からもずいぶん捻出していますが、私にとっては議員活動であっても、政務活動費として認められていないものもあります。

例えば「郵送料」。
郵送料を充てる場合は、その中身を全て添付して報告しなければなりません。
私の場合、”増田かおると子どもの未来の会ニュース”や他のお知らせのチラシなども入れて郵送しますが、それは「政治活動」と見なされ政務活動費の使用が認められません。政務活動費は「調査」「議員活動の広報」などにしか使用できないからです。

郵送料は毎回10〜15万円ほどかかっているので、自分ももちろん出していますが足りず、皆さんからのカンパもありがたく使わせていただいています。

しかし…
議会の外から見ていた時と、議会に入ってからでは、感覚というか実態がまるで違っていて、そういう意味では貴重な経験をさせていただいています。

それにしても、議員の仕事は精神的にも肉体的にも大変だな〜と思います。40歳くらいの成熟した女性に出てほしいな!と思う一方で、誰彼構わず声をかけられないな〜とも思ったりしています。

2017年4月10日 (月)

初めての来賓挨拶

先日、中学校の入学式で、議員になって初めて来賓の挨拶の機会をいただきました。せっかくなので、母親として心を込めたいと思い、以下のような原稿を書き、何度か読んで頭に叩き込んだ…つもりでしたが、本番は上がってしまって汗

何とか主旨が伝わっていたら良いのですが。

………………………………………………………………

ご紹介いただきました、学区市議会議員の増田薫です。本日は、議長の深山能一議員、末松裕人議員もお見えですが、ご指名ですので、私よりひと言ごあいさつ申し上げます。

新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

私から皆さんにお伝えしたいことは一つだけです。

皆さんは、あるがまま、自分らしく歩んで良い、ということです。

中学校では、戸惑うことや緊張すること、失敗もあるかもしれません。けれど、例えどんなことが起ころうとも、皆さんが皆さんであること、自分自身であることは何も変わらないのです。

「ユニーク」という言葉がありますね。日本では「変わった人」とか「面白い人」をユニークな人と言いますが、本来の意味は「唯一の」とか「特別の」という意味です。

皆さんは、ユニーク:唯一の特別な存在です。

伸び伸びと、あるがままに歩んでください。

さて、保護者の皆さま、本日はおめでとうございます。

私も一応母親でして、まあそれほど良い母親ではないのですが、つたない経験から、中学生の子育てという点で、少しお伝えしたいことがあります。

一番お伝えしたいことは、

子どもを信じる”自分自身を信じる”

ことです。

思春期の子ども達は、反抗期でもありますし、色々なことが起こる可能性があります。親として試されることも時にはあるでしょう。

「うちの子大丈夫かしら?どうしちゃったの?」という親の不安な気持ちは、子どもに伝わります。そんな時には、慌てずにゆったり構えて、じっと観察してみましょう。親が「大丈夫」と思っていると、それも子どもには伝わり、安心します。逆に、何か魂胆を持っていると、表面で繕っても、子どもには見抜かれます。

しかし親の方だって、実は、子どもと一緒に成長している途中ですから、間違うこともあると思います。そういう時は、私は素直に謝まれば良いと思います。

もちろん、皆さんの子育て全部に当てはまるわけではないかもしれませんが、参考になさってください。

最後に、校長先生はじめ、教頭先生、学校を運営してくださる先生方にお願いです。

子どもたちは、人格を持った小さな大人です。

共に豊かな学校生活が築けますよう祈っています。どうか宜しくお願いいたします。

以上、私からのお祝いの言葉といたします。

2017年3月11日 (土)

卒業と誕生日と3・11

昨日3月10日は市内の中学校の卒業式でした。

私の息子も昨日で中学校生活はおしまい。

そして、同時に15歳になりました。

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息子の誕生日が、今日3・11の前日なので、彼の誕生日のたびにあの時のことを思い出します。

週末に学童でも自宅でも、誕生日会をしようと計画していたのに、あの地震でお祝いは吹っ飛んでしまいました。

さらに原発事故が起こり、私は一気に市民運動を始め…、

少し落ち着いた頃に再度計画しようと思いましたが、材料が揃わず、延期に次ぐ延期…

結局、半年くらい後にやったんだったかな?



そんな息子は、1年生の2学期以降、学校に通えなかった、いわゆる不登校の生徒でした。

この間、私自身色々と迷いながらも、息子を待ち続けてきました。

学校に行けなくなった時、彼のエネルギーが空っぽに近い状態になっていると感じて、時間をかけて待つしかない、と腹を括りました。

2年以上経ち、最近ようやく回復してきたなと感じていました。

午前中は、一般の卒業式に、私が来賓として出席しました。

折に触れて息子のことを励ましてくれた、優しい友達にも心から感謝です。

みんな、ありがとうね。元気でね!

そして、午後に改めて「第二卒業式」に出席。

不登校になった生徒のために、学校が行ってくれるのです。

息子ともう一人、女の子とたった二人の卒業式(大勢の先生方に囲まれてちょっとプレッシャーだったけど)。他にも何人か不登校の生徒がいるようですが、出席できたのは二人だけでした。


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でも息子は直前まで

「行きたくない」

と言っていました。

色々な感情が渦巻いていたのでしょう。

でも私は、行けば心の整理がつけられるのでは

と感じていました。

姉である娘が、ふと

「行った方が良い。ちゃんとサヨナラできるよ。」

と…。

うん。そうだ、私もそう感じていたんだ

だけど、何でだろう?

どうしてこんなに涙が出るんだろう

第2卒業式に出席していた、もう一人の女の子のお母さんと一緒に、二人で泣きました。

息子は、長いトンネルを抜けて、4月からは少しずつ自分の人生を歩み始めるでしょう。多分、もう大丈夫。

卒業、おめでとう。

誕生日おめでとう。


Img_0009_2

「旅立ちの日に」

https://www.youtube.com/watch?v=U7fRUcKX8Pk

いつか改めて「我が子が不登校になったら(仮)」というテーマで書きたいと思っていますが、今日はこの辺で。

2016年11月16日 (水)

選挙からちょうど2年です

今日は11月16日。
私にとって初めての選挙で当選してから、まる2年が経ちました。
ちょうど折り返しの日です。
まだまだ未熟者ながら、ここまで多くの皆さまに支えていただき、何とか活動することができました。
ありがとうございます!
あと2年、自分らしい活動をしていきたいと思います。
私の活動の原点は2011年の3・11です。
まさかの原発事故で、松戸市が放射能の汚染スポットになってしまい、私は同じ思いの母親を探し求め、繋がった、子育て中のお母さんたちと活動を始めました。
「子どもたちに健康診断を!」と、松戸市、千葉県、果ては国にまで訴え、要望し続けてきました。
そんな中、松戸市議会を傍聴しに行く機会がありました。
けれども、母親たちの切実な思いを、そのまま代弁してくれる議員を見つけることが、残念ながら私にはできませんでした。
議会に母親の声が必要なのではないか…最初はぼんやりそう思っていました。
放射能問題は根本的には国の問題です。
しかし国は責任を回避し続け、福島県以外の汚染スポットの対策をしませんでした。
この理不尽さを、国の在り方を変えていくには、足元から活動し、地域から変革していくしかない…。
そう、思いました。
市議会議員は、議員としては最も市民に近く、市民一人ひとりに働きかけることができる仕事ではないかと思い、挑戦することを決意しました。
今思えば、組織にも属さず、資金も無く、無謀な挑戦だったとは思いますが、多くの皆さんにご支援いただき当選させていただきました。本当に感謝しています。
これからの2年間も、ご支援いただいた皆さんのご期待に添えるよう、誠実に学び続け、自分らしく、母親の感性や女性の視点を生かしながら、議員活動に取り組んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
2016年11月16日  松戸市議会議員 増田薫

2016年11月15日 (火)

中学校の修学旅行の費用について

⑵中学校の修学旅行について…

「要保護・隼要保護の修学旅行費用の一時立替」の問題を取り上げたことについて。

<市民の方からのご意見>

「修学旅行の費用について読みましたが不愉快でした。タバコをスパスパ、子どもには携帯を持たせている要保護家庭の人がいます。多くの親が苦労して支払っている修学旅行の費用を、あの人たちは貰えるんだから、貯金して立替払いくらいすべきです。自分の税金があんな人たちに使われるのは納得いきません。私は子どものためにお金を支払うのは親の義務だと思って一生懸命働いています。あなたが公人としてあの人たちの後押しをしているのはおかしいのではないでしょうか。」

<増田かおるの考え>

確かに、ご自身は一生懸命頑張っているのに、彼女は税金をもらって楽をしているように思えて、納得できないかもしれません…。

ここで問題の本質を一緒に考えてみませんか?

子育てをしていると、教育にかかる経費が本当に高いと思います。私は長女が小学校に入学した時に、義務教育なのにどうしてこんなにお金がかかるの?と驚きました。

義務教育でありながら、小学校では…算数セット、絵の具セット、ピアニカ、水着、お習字セットに裁縫セット、リコーダー、林間学園・修学旅行の費用とそのためのバッグ、卒業対策費、などなど。

中学校になると、指定の制服・指定のカバン・指定の上履き・指定の外履き・指定の体操服、部活動に入ればユニフォーム、林間学園・修学旅行の費用、卒業対策費、などなど。PTAがあればその会費も。

これ以外に小中学校それぞれ、毎月の教材費もかかりますよね。

中学校だけを考えても、入学時の準備はざっと10万円ほど。さらに大体の金額ですが、林間学園は2万円、修学旅行は6万円、卒業対策費は2万円…


日本では小学校から大学まで全て公立のみに進学した場合でも、子ども一人に1,000万円がかかる、という話は有名な話です。

なぜ私たちはこんなに教育費に支払わなければならないのでしょうか…。

 

日本の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は、わずか4%。OECD(先進国)加盟国の中で日本は最低です。つまり、教育費のほとんどを個人の負担に頼っているのが現実なのです。

また、国立大学と私立大学の割合は、日本では2:8ですが、このような国は先進国の中では日本と韓国くらいで、アメリカでさえ比率は7:3。フランスに至っては大学の99%が国立大学です。

本来、義務教育とは何でしょうか。

憲法26条では『国民は等しく教育を受ける権利を持っている。親は子どもに教育を受けさせる義務があり、義務養育は無償とする。』とあります。しかし教育基本法で「授業料は無償とする」とされているので、その他の費用は保護者の負担となっているのです。これは法律の不備でなないでしょうか。

ちなみに、イギリス・ドイツ・フランス・フィンランド・スウェーデンでは、教育費は一切、全くかかりません。鉛筆・ノート、給食費、何から何まで無料です。日本は教育政策において、非常に遅れた国なのです。

このように、日本では教育に対する公的支出の少ない現実を見ると、安心して子育てをできない現状が見えてくるのではないでしょうか。

これは、まさしく政治が悪いためだと思います。
そして、その政治を許しているのは、私たち国民でもあります。

あなたがおっしゃっている、その要保護家庭の方の問題は、確かに問題ではあるかのしれないのですが、実はそれは全体を見た時に「部分」の問題であって、本当の問題は「教育政策」や「経済政策」の方ではないか?と私は思うのです。

子育てにかかる教育費の個人負担が軽くなれば、子育てがもっと楽しくなるかもしれません。そんな社会の方が私はHappyだと思うのです。

そのためにしっかり働く国会議員を増やしていくことも重要ではないかと思います。


私は市議会議員としては、松戸市でも教育予算を増やせるように頑張りたいと思います。

年に4回行っている「おしゃべりカフェ(議会報告会)」では、そんな愚痴も大歓迎です。良かったら是非いらっしゃってください。
もちろん、電話もいつでもお受けできます。

お待ちしています!

2016年11月12日 (土)

元SEALDs奥田愛基さん出演のハートネットTVを観ました

NHKeテレのハートネットTV「ブレイクスルーFail.63”生きる”ってなんだー元SEALDs 奥田愛基ー」を観ました。再放送は11月14日(月)午後1時5分から。

一躍「時の人」となった奥田愛基さん。番組では「人間・奥田愛基」に焦点を当てています。

中学生の時いじめに遭っていたこと、遠い南の島に転校したこと、自殺未遂…

いじめられていくと、どういう心理になっていくのか、を改めて学びました。

いじめは、被害者側が追い込まれていく現象がパワハラと似ていると思います。

子どもの世界のいじめでは、いじめている側はさして罪の意識がない場合も多いようですね。

小さな”からかい”だったり、みんなで無視したり、それがいたずら心だったりする場合も。

「こんなことが辛いの?」と思うようないじめも多いのですが、とにかく毎日毎日繰り返されていることがいずれは対象となる子を追い詰めていくことになってしまうのです。

「孤独」は人が最も辛いことなのではないでしょうか。

パワハラの場合は、上司が部下に対して必要以上に圧力をかける訳ですから、もしかしたらいじめよりも分かりやすい場合が多いのかもしれません。

けれど、いじめに遭う側、パワハラに遭う側は心理が似ていると思います。

パワハラでは、毎日毎日上司から

「お前はダメだ」

という意味のことを言われ続けたり、大きな会議の場で吊るし上げられたりを繰り返します。

毎日毎日、繰り返される小さな疎外感、奥田愛基くんも言っていたけど、

「学校では、自分が自分であることを許されない」

「笑い方すら分からなくなる」

「自分が透明になっていくような…」

そんな追い詰められ方をしていきます。

パワハラを受け続けていると、強烈な「自己否定」になっていき、思考が止まっていきます。すると仕事に影響が出て、更に上司に怒る口実を与えることになり、更に自己否定になります。

自殺した電通の女性社員も、うつ病を発症していたのはそういう背景があったのではないかと想像しています。

病院で診察してもらい診断書を提示して休暇を取りたい、と言えていたら…誰かがそういうアドバイスをできていたら…と思うと残念でなりません。

本人に戦う元気があれば裁判に訴えることもできるでしょうけれど、パワハラでうつ状態になった場合には、できないと思います。

本来は、組合が助ける役目を果たさなければならないのですが。

奥田愛基くんは中学の途中で南の島「鳩間島」に転校したのですね。

転校したことと合わせて重要なことは、大自然とともに「親以外の真の大人」に出会えた、ということだと思います。

彼にとって、それは非常に大きな意味を持ったと思いました。

母として我が子たちにもそんな出会いが訪れることを望んでいます。それはその後の人生に大きな影響を与えるでしょう。

いじめにしてもパワハラにしても、そこにある環境の問題が大きいと思います。学校では、いじめる側の子どもが「学校が面白くない」と思っていることがあるそうです。「なんか面白いことないかな~」と思い、いつに間にかターゲットを決めて小さなからかいから始めていっているうちにエスカレートしていった…ということも多いそうです。

パワハラの場合は、常にストレスがかかるような職場で多いように感じます。

「自分が自分であること」が認められる社会、最低限でもそこがないのはダメでしょ。

奥田愛基さんがおっしゃっていましたが、私もそう思います。

今の学校でお題目としては「みんな違ってみんな良い」と言っていますが、実際そうなっているでしょうか。

今日は今から「不登校問題を考える東葛の会 ひだまり」の親の会に伺ってきます。

http://hidamari0501.web.fc2.com/

2016年11月 9日 (水)

勉強会「不登校〜親こそ最大の支援者〜」に参加しました

松戸市内の小中学校合わせて、約500人の不登校の児童・生徒がいることをご存知でしょうか。

少し前の報告になりますが、以下メモ書きをアップします。

不登校児を抱えて、孤独に苦しんでいる保護者、特に母親はたくさんいると思っています。

私の息子は現在中学3年生ですが、中学1年生の2学期から学校に行っていません。彼が「学校に行けない」と打ち明けた時、これは余程のことだと感じたので「行かなくてもいいよ、大丈夫だよ」と伝えました。

私のような母親に対する批判は世間にたくさんあります。何故って、ほとんどの人は学校に行けなくなった経験が無く、また「学校とは行かなくちゃいけないところ」だという認識があるからです。

子どもが「学校に行けない」と言ってきた場合、それはそれは勇気を持って打ち明けていると思います。そしてエネルギーのほとんどを使い果たしている状態と思っていいでしょう。保護者の皆さんが焦るのは当然なのですが、どうか子どもさんの気持ちに寄り添ってもらいたいと思います。

松戸市には「適応指導教室」というのがあって、市内の不登校の児童・生徒が通っているのですが、ここ以外にも市民団体もあります。見学に行き、どちらか自分の気持ちがしっくりいく方を選ぶのもいいし、両方に通ってみるのもいいと思います。

●松戸市教育委員会 適応指導教室 http://www.city.matsudo.chiba.jp/kyouiku/gakkoukyouiku/kenkyuujo/tekioushidou.html

●市民団体「不登校問題を考える東葛の会 ひだまり」http://hidamari0501.web.fc2.com/

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不登校~親こそ最大の支援者~報告書       2016/10/16

鈴木はつみさんのお話

27歳になる息子が中学生の時に不登校を経験。

不登校を経験したからこそ今の充実がある。

ぶどうの会(※)を作って11年が経つ。

背景を考えると3つの原因があったかも。

①感受性が強かった。追求心、こだわりが。

なぜ変わったか?

①親が(夫婦が)変わった

②多くの関わりが持てたことが大きかった。

気付いた

「英語の授業が怖い」「刺されるのが怖い」と言い出した。

背景にはこだわりがあった。(後からわかった)

小学校ではAは「あ」と発音したのに中学校では「エィ」と発音する。
何故なのか!?と。

制服、授業、決まりごと、全てにおいて小さな疑問が積み重なった。

ある時、体調に変化が。吐き気、頭痛、とうとう力尽きた。

制服を着て、本人行こうと思っていた、頑張っていた、しかし

胸が苦しい言い、体がカチカチだった。夫は「ここまでして行かなくてもいい」と叫ぶ。

6年生までは元気一杯、友達も多く、釣り名人であった。

息子は理想的な成長をしていると思っていた。それなのになぜ中学校でこんなことに。自分の育て方が悪かったのか?親戚からも母親への非難が。甘やかし、ほったらかし、と。

弱い子にそだててしまったのだ、と自分を責めた。教員をやめようかとも悩んだ。

そんな中「全国の集い」みかみまんさんの言葉「不登校は自分突き刺さってくる社会への抗議である。」を聞いた。

原因は、本人、自分たちの家族、に原因があるのではない、と知った。本人に率直に話した。

心療内科の先生に「片づけられない」息子について質問したが「今は目一杯だから、そのうちにやりるようになりますよ」

「親は木の上に泊まって見ていてくれるだけでいい」と息子に言われた。

英語のこだわりが解消され、晴れ晴れとした顔に。

不登校を誤解されたままにしておきたくなかった。

沖縄での生活、ネパールの経験

日本最南端の鳩間島へ。50人の共同体の中で、1ヶ月後蘇った自分。
「島に行った時、生きていていいんだ、と直感」

その後、中学校担任の勧めで和光高校に進学。

鳩間島へ、ネパールへ行かなければ解決しないという意味ではないので誤解しないでほしい。

子育て、社会、夫婦のあり方、多くの学びがあった。子どもから学んだ。
ムダではなかった。

鈴木正洋さんのお話

息子のことで本を書いたら、方々から相談が来た。

多くの相談者話から話を聞くうちに共通性感じた。
専門家の本を読んでもそれぞれ違ってしっくりこなかった。


「子どもの心が分からない」という保護者の多くの声が。

子どもの行動は心の働きの結果だ。心の法則は見えないから不安であり分からない。その仕組みが分かればストンと落ちるのではないか?と思ったのが発端。

レールから外れた子どもを何とか元に戻そう、と、大抵の親は必死になる。周囲からは母親を悪く言われ、母親も落ち込み、鬱のように。

不登校の親同士集まると、不思議なことにホッとする。

年間30日以上休んだ子ども=不登校、文科省が決めた。登校していない状態。

実際には登校拒否がほとんど。
「学校に行きたいけど行けない。行きたくはないけど行かなければならない、でも行けない。」
本能的に行けない。意思とは関係なく行けない状態。

子ども自身もそのことを説明できない。

大抵の親は必死になって何とか学校に行かせようとする。

生物は全て「自己成長力」を持っている。

「生育環境」をどう整えてあげられるか。

社会・学校・家庭の関係。

非正規、ひとり親家庭の貧困、競争で査定される、共稼ぎで頑張り続けなければならない環境、

学校は、競争と管理。自分が生きていくための「糧」になる勉強は無い。テストための勉強だけ。子どもに大きな負担がかかってしまっている。

三者面談は成績のランク対照表のみ、行ける高校レベル説明だけ

長い間のストレスの積み重ねがあって、初めて不登校に。

~行かなければ。行きたい。

心・体~行きたくない。行けない。

結果、様々な初期症状が出る。微熱、腹痛、頭痛、下痢、蕁麻疹、めまい、など。

自死する子どもはその安全弁が働かなくなるほど脅迫されて学校に行き続けたことも原因では無いだろうか?

最近は、優秀な大学を卒業した後で起こる引きこもりが増えている。

心の傷を意識するだけで悪化する場合がある。無理に学校に行かせたり、自宅でテキストをさせたり…逆効果。

心の傷は2構造になることが多い。学校に行けない傷と、世間や家族からの無理解による傷。親から偏見の目で見られることの傷。

まずは外側からの傷を治していこう。

子どもの心理状態理解すること。子どもは不安と恐怖心に覆われている。

強烈な不安と恐怖、絶望感、自死を望む子が多い。

シャワーが意外と落ち着くみたいで、シャワーを浴び続けるという子も多い。

心の傷を治せば解決する!どうやって?

自己治癒力、自己回復力を促せばいい。子どもは回復力が早いので、条件が合えば自分からどんどん良くなっていく。どの子も持っている機能。

親は変わってあげられない。でも寄り添う、支えることはできる。

ポイントは

「信じて、任せて、待つ」

機械が壊れたのを治すように人間は治せない。人間は自らを治す。

親や教師は?援助者に徹する。助言者ダメ。

「親こそ最大の支援者である」

「ストレスから子どもを守る」

「一切の指図、指示、命令、誘導を行わない」否定している心があるから否定する、指示するのである。そうすると傷は治らない。

「回復のための援助に徹する」教育的配慮は一切しない。親は出しゃばらない。子どもに要求しない。子どもが要求してきたことには応える。子どもが何を言いたいのか、耳を傾ける。子どもは少し回復してくるとやりたいとか行きたいと言い出すことがある。でもじっくり観察。自主性に任せる。反抗的な言葉がでたら、どうしてか考える、受け止める。

「全面的に安心できる居場所の確保」 子どもが動き出すための必要条件。これに尽きる。信頼できる父母関係、家族関係が重要。子どもに対する否定的眼差しをしないこと。

不登校の本質とは、困難を抱えた子どもたちが家助けを求めてくれた姿である。

居場所の確保とは、生きることへの保障。石井小夜子(弁護士)

不登校は、子どもを信じて、任せて、待つこと。ニコニコしながら子どもを見守っていれば治っていく。しかしこれが一番難しい。

死を意識するほどの経験をした、不登校子どもはどんな成長をしていくのか。

生きているだけでいい。しかし本当にそれでいいのか。

深く捉えるほど、夫婦関係にまで発展する話。

登校拒否児は、大抵親の価値観と逆の行動をすることが多い。

時々親もストレスで爆発してしまうこともある。

①感受性が強い、繊細な子ども。

②こだわりが強い子ども。

③自分の基準が強い。

学びの探究心を強く持った子ども。将来大きく羽ばたいていく可能性がある。でも可能性だから分からない。しかし感受性は数値、評価になりにくい

質問タイム

⑴中2息子、朝からパソコンの動画見続けている。たまたまナルト(アニメ)を見つけて第1話から見ているが、我が家なりのルール通してもいいのかどうか。

母親は動画見ているのを否定的に感じている。

先生見つけられなかったらどうなるだろう?なぜそういう行動を取るのだろうか?

心の傷は恐怖の体験、傷を受けた子どもは何かの対象を見つけないと生きていられない。

喜びの刺激を受けてバランスを取っている状態。子どもは必要な姿を表現する。本人がルールを決めるのは良い。集中するものがあるだけ良くて、集中するものがない子の方が心配。

子どもとは言え、親とは別の人格を持った、別の人間であるという心構えが必要。

-2 不登校が引きこもり繋がるか?

先生:自分にあった環境が与えられているか、である。

最初の勤め先良かったが、上司が変わったら怒ってばかり、嫌になったが自分が辞めることが許せない。で結局辞め、次の仕事。また合わない。辞めるまで時間がかかったが、辞めて次の仕事。今度は合っていたようで、相談が来なくなった。

⑵高校生の友だち関係の悩み。人とうまく付き合えない。

先生女の子特に小グループ作る傾向、入っていけない場合もある。感受性強い子はかえって適当な人付き合いができないので引いている、ということもあるのでは?うっかり本音も言えない今の社会。

人間はそれぞれに特性があって、みんな同じではない。自分の子の特性、得意なところ、は何なのか見つけられるかどうか。

うちはカードゲームが得意。土日には大会に行っているようだ。

うちはLEGOblock1人で黙々とやっている。

先生親以外の大人との出会いが非常に重要になる。息子は沖縄で女性カメラマンと出会いがあった。こんな大人になれたら良いな~という大人との出会い。

母親が鼻歌を歌いながら料理をしていたら、何ヶ月も口をきかなかった子どもが話しかけてきてくれた例。

子どもが自立する、とは子ども自身に、

①認識できる能力

②判断できる能力

③行動できる能力

が揃っていることではないか。

 うちの子は不登校に当たるのかどうか?最初は五月雨登校、身体症状も無いし、怠けと登校拒否はどう違うのか?

先生学校批判をするか  →あまり話してくれない。

人間の本質とは、充実した生活だと思う。

 指図と援助の違いとは。息子は20歳で引きこもり30歳まで。何とかしてあげたい、という気持ち。

先生何かしないと不安になるのは親の方。そうではなくて、当事者が吐き出す援助をすること。受容と共感、とも言うが、実際には難しい問題。

 男親に対して落ち着かせる言葉がけどうすれば良いか。

先生究極的には夫婦の問題である。問題が起こった時こそ本質に向き合わざるを得ない。男は主人として、カッコつけなくちゃならない意識も持っている。

夫婦で会話を。父親は、母親のサポート役である。しかし簡単ではなく、第三者が必要。

「ぶどうの木」:不登校の問題を考える山梨県内の市民団体

感想 

松戸市内で、小・中学校合わせて約500人もの児童・生徒が不登校になっている現状があります。しかし学校現場、保護者の間で不登校児に関する理解や関わり方について学ぶ機会はとても少なく、教員や周囲の保護者の無理解によって、子どもだけでなく、保護者の多くが傷ついています。だいたい、「不登校」という言い方そのものが非常におかしいと感じています。登校拒否と不登校は全く違うのです。

「不登校児=落ちこぼれ」ではありません。しっかりと受け止める力があるからこそ、小さな疑問が積み重なって学校に行けなくなる、無意識ですが自分から行かなくする、という現象です。
息子の登校拒否を通して、たくさんの学びがあったことに感謝しています。

いずれは一般質問で取り上げたい問題です。

2016年10月23日 (日)

子育て・教育を語る会に出席して思ったこと

常盤平で行われている「子育て・教育を語る会」に参加しました。

自己紹介と

「最近気になっていること」という振りでしたが、

謙虚な日本人らしく、子どもの欠点を言うお母さんが多かったな~

と思いました。

私は、俗に言う

「子どもを一番分かっているのは母親」

という言われ方にとても違和感を覚えます。

私自身の経験ですが、実母は私の本質をちっとも理解してくれて

いなかったし、それが私にはすごく苦しかったのです。

親として「しつけ」或いは「進学を資金面で支える」

ということはできても、

子どもが持って生まれた気質みたいなものはどうにも

出来ないのではないでしょうか。

そしてそれは肯定されるべきである、と私は思います。

実際、親にできることは割りと限られていて、

「ありのままのあなたでいいよ。私は全て受け止めているよ。」

「どんなことがあっても私だけはあなたの見方だよ。」

というメッセージくらいで、子どもが求めた時に寄り添ったり

支えるくらいしか無いような気がしています。

いや、それこそが親にしか出来ないことではないかと思います。

多分、私がそのように、母に望んでいたのでしょう。

実際の母の気持ちは分かりませんが、私の方は、母にそうして

もらった記憶は無いのです。

特に母親は、どうしても世間の「望ましい姿」の基準に振り回されて

我が子をマイナスに見がちですが(まさに実母がそうだった)

どの子もみんな、お母さんを選んで生まれてきたのだから、どうか

マイナスに見ずプラスに考えて欲しいと願ってやみません。

うちの娘は、4歳の時に、私のお腹の中にいた時の話をしてくれました。

「温かいお湯の中にいたんだよ。ゆらゆらして気持ち良かったよ。」

「時々"お母さんに会えるかな…"と不安な気持ちになったの。」

「お外に出た時、お父さんの顔が見えたよ。」

保育園の先生に話したら、子どもが持つ不思議なテレパシーを感じることはたくさんあるんですよと教えてくれました。

この8月に19歳になった娘に

「あなたが大きく育ってくれてお母さんとっても嬉しいの。」

と伝え、二人して泣きました。

彼女は実は繊細なのに弱音を吐けないところがあるので、

私が受け止めていることを伝えたかったのです。

子どものテレパシーの話に戻ると、

世の中にはもっと前のことを話す子どもがいるんです。

少し宗教がかっている印象があるかもしれませんが、事実なのです。

「雲の上からお母さんを選んだんだよ」

「お父さんはこの人が良いと思ったから引き合わせたの」

「寂しそうな顔をしていたから、僕が行ったら楽しくなるかな~と思ったから。」

障害を持って生まれることも、虐待を受けることも、5日で死ぬ運命も、

雲の上にいる時に選ぶんだそうです(そのように証言している子どもがいる)

信じるかどうかは別として最初に戻ると、

親ができることなんてあまり無いのではないか逆に数少ない、

親しか出来ないことは、ありのままの子どもの存在を受け止めること

ではないかと思います。

今、そのような視点で保育や教育を行う機関が少なく、

いや、国が子どもを未来の"人材"と思っているので、追い詰められる

子ども達が多いような気がします。登校拒否はその最たるもの

子どもは自ら伸びる力を持って生まれてきますから、

「ああせい、こうせい」と言わなくても"その時"がくれば伸びると

私は信じています。

また、登校拒否の子に昼夜逆転が多いですが、

必ず終わる時が来ると思います。

もちろんそこで親として重要なことは、

「信じて」「任せて」「待ってあげる」

ことでしょう。

登校拒否を克服した子を持つ親の方も仰っていたので、私は自分の

感覚があまりずれていないと感じました。

教員の多くが登校拒否について理解していないことは非常に残念です。

小中学校合わせて市内に500人もいるというのに。

(内訳は、中学生約400人、小学生約100人。中学校は市内に20校なので、単純計算すると各学校に20人、各学年に6~7人いることになります)

教師の多忙化、教室は教師と生徒で創っていくものだという意識、

子どもの自ら伸びる力をサポートする教育の在り方捉え方、

考えるべき点がたーーくさんあります。

しかし学校の壁は非常に厚い

だから登校拒否になる子も多いのだ、と

我が家に安心できる逃げ場を求めてきた姿が登校拒否

と言えるのではないでしょうか。

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