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2016年11月15日 (火)

中学校の修学旅行の費用について

⑵中学校の修学旅行について…

「要保護・隼要保護の修学旅行費用の一時立替」の問題を取り上げたことについて。

<市民の方からのご意見>

「修学旅行の費用について読みましたが不愉快でした。タバコをスパスパ、子どもには携帯を持たせている要保護家庭の人がいます。多くの親が苦労して支払っている修学旅行の費用を、あの人たちは貰えるんだから、貯金して立替払いくらいすべきです。自分の税金があんな人たちに使われるのは納得いきません。私は子どものためにお金を支払うのは親の義務だと思って一生懸命働いています。あなたが公人としてあの人たちの後押しをしているのはおかしいのではないでしょうか。」

<増田かおるの考え>

確かに、ご自身は一生懸命頑張っているのに、彼女は税金をもらって楽をしているように思えて、納得できないかもしれません…。

ここで問題の本質を一緒に考えてみませんか?

子育てをしていると、教育にかかる経費が本当に高いと思います。私は長女が小学校に入学した時に、義務教育なのにどうしてこんなにお金がかかるの?と驚きました。

義務教育でありながら、小学校では…算数セット、絵の具セット、ピアニカ、水着、お習字セットに裁縫セット、リコーダー、林間学園・修学旅行の費用とそのためのバッグ、卒業対策費、などなど。

中学校になると、指定の制服・指定のカバン・指定の上履き・指定の外履き・指定の体操服、部活動に入ればユニフォーム、林間学園・修学旅行の費用、卒業対策費、などなど。PTAがあればその会費も。

これ以外に小中学校それぞれ、毎月の教材費もかかりますよね。

中学校だけを考えても、入学時の準備はざっと10万円ほど。さらに大体の金額ですが、林間学園は2万円、修学旅行は6万円、卒業対策費は2万円…


日本では小学校から大学まで全て公立のみに進学した場合でも、子ども一人に1,000万円がかかる、という話は有名な話です。

なぜ私たちはこんなに教育費に支払わなければならないのでしょうか…。

 

日本の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は、わずか4%。OECD(先進国)加盟国の中で日本は最低です。つまり、教育費のほとんどを個人の負担に頼っているのが現実なのです。

また、国立大学と私立大学の割合は、日本では2:8ですが、このような国は先進国の中では日本と韓国くらいで、アメリカでさえ比率は7:3。フランスに至っては大学の99%が国立大学です。

本来、義務教育とは何でしょうか。

憲法26条では『国民は等しく教育を受ける権利を持っている。親は子どもに教育を受けさせる義務があり、義務養育は無償とする。』とあります。しかし教育基本法で「授業料は無償とする」とされているので、その他の費用は保護者の負担となっているのです。これは法律の不備でなないでしょうか。

ちなみに、イギリス・ドイツ・フランス・フィンランド・スウェーデンでは、教育費は一切、全くかかりません。鉛筆・ノート、給食費、何から何まで無料です。日本は教育政策において、非常に遅れた国なのです。

このように、日本では教育に対する公的支出の少ない現実を見ると、安心して子育てをできない現状が見えてくるのではないでしょうか。

これは、まさしく政治が悪いためだと思います。
そして、その政治を許しているのは、私たち国民でもあります。

あなたがおっしゃっている、その要保護家庭の方の問題は、確かに問題ではあるかのしれないのですが、実はそれは全体を見た時に「部分」の問題であって、本当の問題は「教育政策」や「経済政策」の方ではないか?と私は思うのです。

子育てにかかる教育費の個人負担が軽くなれば、子育てがもっと楽しくなるかもしれません。そんな社会の方が私はHappyだと思うのです。

そのためにしっかり働く国会議員を増やしていくことも重要ではないかと思います。


私は市議会議員としては、松戸市でも教育予算を増やせるように頑張りたいと思います。

年に4回行っている「おしゃべりカフェ(議会報告会)」では、そんな愚痴も大歓迎です。良かったら是非いらっしゃってください。
もちろん、電話もいつでもお受けできます。

お待ちしています!

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コメント

増田さんのおっしゃるとおりです。

むしろ、子どもよりも親の私生活を重視するような家庭があるからこそ、親の意識や状態によって子どもの教育に格差が生じないような制度や支援が必要になるともいえます。

親の事情がどうであれ、子どもには何の罪もありません。努力していても負担できない親だっています。親の欠点を論ったところで教育の「現場」の改善にはならないのです。
少し前に流行った自己責任論や、リバタリアニズムなどは、責任のない未成年の子どもには通用しないのですから。

もし、子どもの教育費用の責任ががすべて親にあるのであれば、国立や公立の学校もいらないし、義務教育制度そのものが不要になるのかもしれませんが。

ご存知かもしれませんが、朝日新聞がアンケートを行っています。
テーマは制服についてなのですが、「価格が高い」と感じている人の投票が多くなっています。
義務教育の家庭のコスト負担についても意見が書かれていて参考になります。
http://www.asahi.com/opinion/forum/033/

増田薫です。
コメントいただきありがとうございました!

このコメントに対して「論点がずれている」という意見もいただき、私の伝え方が的確ではなかったかも…と反省する部分もあるのですが、
要は、問題の本質はもっと大きなところにあるのではないか?と思ったのです。
おっしゃる通り、公教育を受けているのであれば、教育環境に差があってはいけないと思います。

朝日新聞のアンケートのことは知っていましたが、そう言えば、結果をまだ見ていませんでした。ありがとうございました!

まだまだ未熟ですので、時には間違うこともあるかもしれませんし、ずれることもあるかもしれません。ですから、色々なご意見をいただくと、とてもありがたいです。

また思い出しましたら、ブログをお読みいただき、コメントいただけると嬉しいです!

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