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2019年12月16日 (月)

選挙で野党議員を増やさなければ、結局社会を変えることはできない。

以下は、集会のメモです。やや堅い内容ですが、あまりにも不健全な今の政治を変えるには、どうしても選挙で野党議員を一人でも増やさなければなりません。でも、選んでもらうためには魅力的な政策が必要。

政治は未来を創りますから、子どもの将来、結婚後、老後の生活…誰の生活にも関わって来るんですよね。

私たちは大人として、子どもたちの未来に責任が取れるでしょうか。

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野党連合政権協議の促進をめざす 12・15学習・交流集会 

@松戸市民会館301号室

 

講演:市民と野党の共闘の発展と展望~参院選の結果が示したこと~ 渡辺治さん(一橋大学名誉教授、「九条の会」事務局)

 

先の参議院議員選挙で辛うじて改憲勢力を破(わ)ることが出来たが、大幅割れには出来なかった。

「改憲できない」と安倍首相に思わせることまでは出来なかった。

 

この間の参院選は何だったのか?考えていきたい。

 

自民党は結党時から「改憲」を掲げてきた政党である。しかしこれまで一度も争点になったことはない。選挙の時に掲げて特になることはないからだ。選挙では必ず隠した上で臨んできた。

しかし憲法を言わざるを得なくなった。なぜか?

 

3年前に衆議院では「3分の2」すでに取っていた。

しかし参議院は過半数に届かなかった。’13の参議院議員選挙で圧勝した。自民・公明・維新…

‘16の参院選の前に強行した「安保法」により、野党共闘が何十年ぶりに出来た。

 

’14.12に総がかりが。初めは政党同士難しかったが、総がかりが橋渡しをする形で出来上がっていった。毎木曜日に官邸前行動。

 

60年安保の岸内閣を倒した時でさえ野党は協力したが、選挙まで一緒に闘うことはなかった。’16の参院選で32の1人区で11人の野党共闘候補が当選した。

 

’17.5のビデオメッセージでは、9条の1項・2項はそのままで加憲する案を提案。これは公明党の案。しかし野党共闘の前に憲法審査会に提案することさえ出来なかった。

そのまま改選を迎えた。

 

安倍さんはこれで諦めるかと思えば案外元気である。

3分の2まで4人足りないだけなので、何とかなると考えた可能性。

 

安倍さんの演説で14%改憲について話した。本人は必死だった。しかし周囲の議員、例えば小泉進次郎さんも公明党山口那津男さんも全く話していない。維新もしかり。

共産党党首は終盤になるほど、社民党も4割ほど憲法問題に触れ、問題意識を煽った。

枝野さんは全く触れていない。

 

しかし出口調査で憲法について意識した割合は伸びていない。

安倍さんも野党もどちらも成功したとは言えない。

 

しかし国民にとって、アベノミクス、景気問題の方が関心が高かったのではないか。

 

この期間に7回もの選挙を行った政権は無かった。これだけの長期政権は無かったから。

小泉政権でさえ4回の選挙、2勝2敗。

 

自民党から離れた地方を再び自民党に戻したことが安倍さん勝利の鍵。地方に湯水のように税金を流し、公共事業に投じた。田中角栄さんと同じ手法。新幹線を通した、通ることが良いことではなく、それにより10年は出稼ぎに行かなくても良くなった。

 

これが圧勝する理由だった。

 

安倍さん、トランプ、周きんぺい揃って法人税を下げる競争。

小泉さんはグローバル企業を支えるために、地方への投資を絞った。その結果地方が疲弊する。さらに平成の大合併…

 

そして自民党40%以上の得票率獲得した県は、2009~2010年にゼロに。

 

小泉さんは麻酔をせず外科手術、

安倍さんはカンフル剤を打ち、少し元気になったところで間髪入れずに外科手術

みたいな感じ

 

北陸新幹線、山口県忖度道路、など税金を大量投入。

結果、2013年選挙では自民党40%以上の得票率獲得した県は19県に復活…

 

鹿島建設、宮城県で3回儲けている。

ギネスに載った防波堤、3・11で壊れた防波堤を再建し、さらに巨大な防波堤…

地方の産業が壊れているので、本心では疑問があっても、これがなければ生きていかれない、仕方なく支持しているという現状。

 

都心部では外科手術が効いている。

 

安倍政権の政治が悪いことは国民は分かっている。しかし変わるのが何か?見えてこない。

 

秋田県、イージス・アショア、前回の選挙で6%増やしている現実。野党の伸び率よりも自民党の伸び率の方が高い。

 

参院選の特徴は「投票率の激減」。

安倍政権は嫌だが他に選択肢が無いというのが理由。安倍政権に対する不信感があっても代替政党があれば選挙に行く。

 

しかしデータから、個々の政党には投票しないが、野党共闘候補には投票に行っている。山形県、岩手県、秋田県、新潟県、長野県、愛媛県、滋賀県では投票率が高く、野党共闘候補が自民党候補に競り勝っている。

 

この3年間、自民党・公明党の得票率は伸びている。各野党政党の得票率は減っている。

しかし、野党共闘だと話は違う。’16参院選、17衆院選、秋田県では自民党候補者をひっくり返している(25.47%)。

新潟県、高知県でもかなりの追い上げをした。

 

そうは言っても市民連合は知られていない。では何故勝ったのかと言えば、活動家たちの力である。

 

’19.5.29市民連合との共通政策に初めて明示された2項目。

⑴ 辺野古の新基地建設

⑵ 消費税引き上げ中止

⑶ 原発?

民主党時代に決まった政策でなかなか合意できなかったが、これは市民連合の成果である。不動の土台。

 

安倍政治に代わる政治を示せるか!?市民連合に問われている。

憲法審査会にすら提出できなかった力を結集しよう。

 

どうやって経済を活性化させるのか、財源はどうするのか、分からない。この論点を反映させなければならない。日韓問題も然り。野党の一致は見られない。

 

 

後半<市民の立場から>

*千葉土建:労働環境(賃金が上がらない実態、アスベスト訴訟)の報告。平和活動。

*活かせ9条松戸ネット:思想信条の違いを超えて、憲法を守るという一点で協力し合っていきたいと16年前に結成した。安保方成立の時に、それまで政治運動に関わってこなかった団体も招き入れ、25団体の集まりになっている。主要駅で毎週地道に活動してきた。

*松戸市教職員組合:個人情報の関係で仕事の持ち帰りができないため、土日も出勤することがある。松戸市内14校の担任穴あき問題。産休・育休の穴埋めのために音楽の先生→教頭先生→校長先生……35人学級にできず、3クラスを2クラスにして授業したり、過労で倒れた教師が休みきれず出勤することまで起きている。

国語の時間、書かせる時間が多くなったため読解力が落ちた?変形時間労働性の問題。今でさえ時間が足りないのに。

*ジェンダー平等市民活動家:半世紀女性問題、’95の北京会議、’93に初めて「女性の人権は人権」と。カイロでの会議では女性の性と生殖の権利が確率。地球規模に広がってきた。行動綱領はアクションプラットホーム、前文に「女性が鍵」と書かれている。安倍政権はこの5年間全く取り組んでこなかった。被災地で活躍しているのはまさに女性。女性は変革の主体である。しかし意思決定の場に女性がいない!

*つながろう!千葉6区市民連合:松戸市では千葉県内では投票率成績は良い。ややもすると政党に忖度しかねないが、市民として要求していくべきだ。木更津に「オスプレイいらない」集会に行ったら、ブルーシートかけた家、ボロボロの家を見た。オスプレイ買うより復興を。韓国市民の運動のパワーを見習いたい。山梨県北杜市では市民の街宣車が活躍し、成績を上げている。松戸市でも!

*未来をつくる・7区市民連合:埼玉県では市民連合はできていないが野党候補が2名当選している。全選挙区で市民連合ができている県は千葉県だけ。党の言うことを待っているのではなく、市民発、自分たちが目指したい社会を論議していこう。

 

<政党から>

*立憲民主党:生方さんは決算委員会の長として今日は来られない。選挙で勝つには自民党に対抗する代替案を示さなければならない。1日も早く候補者を統一して進めてほしい。

*国民民主党:現政権の緊張感の無さ、傲慢さ。千葉県議会もしかり。自民党は絶対多数を占めており、全てのポストは自民党。野党が災害対策を批判したら委員長から質問を止められた。しかしマスコミが扱ったら一転して自民党が取り上げ、手柄も自分たち。国政も大事だが地方議会からも非常に大事だ。

*日本共産党:木更津市議会が暫定配備を進める役目を果たそうとしている。武器見本市で配布されたDSAIジャパンの冊子に「日本国憲法一部改正に伴い。自衛隊の海外派兵がしやすくなったこともあり」と書かれている。いつそんなことが決まったのか!

*新社会党:社会党が4つに分裂した時の一番左の党。安倍政権を打倒し、民主主義を取り戻したい。金太郎飴のような自民党政権を止めたい。振り返れば’14からずっと共に行動してきた。国民意識の問題もある。最長政権を作らせてしまった。若い世代の問題もある。壁を突破するのは生優しくはないが、ある時点で運動の質が変わるだろう。

*緑の党:腐った安倍政権の退陣を。世界ではグローバルグリーンズとして92か国に存在している党。6つの理念に則り行動している。中でも気候変動と貧困格差が大きい課題ではないか。自治体議員の賛同を求めている自治体非常事態宣言にぜひご参加を。

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