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2019年12月16日 (月)

子どもの声からはじめよう

先日参加した講演会のメモ、毎度長いですが……
お話は、虐待当事者だった中学校の先生です。
文章の感覚を開けたいのですが、何故ができません。
とても読みづらくてすみません汗
………………………………………………………………
子どもの声からはじめよう〜虐待・社会的養護の当事者に学ぶ〜 2019.12.7
基調講演
千葉私立星久喜中学校
千葉県生実学校内分教室
中学校教諭 川瀬 信一氏より
そだちとすだち プロジェクト
一番小さな時の記憶は掃除機
しかし次の記憶はゴミ屋敷になっている家。
後から知ったが、この頃母親は精神疾患だった。やがて虐待が始まった。
友達の誕生会、帰宅が遅くなり、母親が激怒。珍しく料理していたシチューの鍋を頭からかけられる。
翌日学校に行ったら、流石に担任が気づき通報。一時保護。
帰宅したが以前とは変わらず…
家にいたくなくて、度々近所のゲームセンター(個人経営)に、閉店する12時まで居た。
父親が迎えに来て、母親が寝静まってから帰る毎日。父親は母親からDVを受けていた。
友達の家は様々だった。
行くことはあっても呼ぶことはない。
小6の頃、それがおかしい、ヤバい、と気付く。
そんな時、児童相談所から
里親がいい?施設がいい?
と聞かれる。
友達を呼べる方がいいので、里親を選んだ。
実子はなく、大事にしてくれた。
家族の一員として役割を与えてくれた。
が、雨戸を閉めること、花への水やりが出来なかった。
役割を果たせないし、迷惑をかけている自分、段々自信を失った。
「あなたが来てから水道代が2倍になった!」とすごい剣幕。元の家はゴミだらけ、水道の蛇口の構造が
学区外の中学校に通い、友達ゼロからのスタート。流行りのシャープペン、欲しかったのだが里親さんに言えない。
お金を盗む、万引きをする、補導。
里親さんから「もう預かれない」と断られてしまう。
児童心理司と、うまくいかなかった理由を振り返り。
生活習慣がない、訓練されていない。
→児童自立支援施設に。
そこには、問題行動の子どもがたくさんいるが、皆んな、育ちの過程で身につけられなかった子どもたち。
悪い子、と思わないで。
意見聴取から始まるソーシャルワーク。
里親さんとの不調の経験を振り返ることができた。どちらがいいか決めさせてもらったことは良かった。だからこそ振り返ることができた。
野田市の心愛ちゃんの虐待死。
学校アンケートに書かれたSOS、
一体どれくらい大切に考えられていたのだろう?
虐待相談の件数、うなぎのぼり。
虐待数とは一致しない。
児童福祉司、休職率は教員の4倍。過酷な実態。問題点を洗い出して、上手くいかなくなった原因を補強しなければならない。
子どもの声からはじめよう、
子どもは何を望んでいるのか。
アドボカシー、という言葉。カナダ、イギリス、児童の声を聞いて施策に反映
昨年から
「子どもの声からはじめよう」
という勉強会を始めている。
小さな子どもが発する「家に帰りたくない」は、児童相談所では聞き入れられずに虐待死した船戸結愛ちゃん。
アドボケイト(advocate)の役割
子どもの立場になって、アドバイスくれたり、支援と繋げてくれたり、場合によっては闘ってくれる。
子どもアドボカシー=マイクになること。
*セルフアドボカシー
困難に直面している人
*差別への異議申し立て
大人の仕組み
*ライフスタイル
何を望んでいるのか
*子どもは権利行使の主体
この見方が出来ない限り
子どもアドボカシーの原則、6つの原則がある。
一例→知られたくない事情を信頼して話したら、翌日には全員知っていた。その瞬間、全ての大人を信頼できなくなった子ども。
講座を開催しているので宜しければ。
アドボカシージグソー
フォーマルアドボカシー…公的機関のアドボカシー
ピアアドボカシー…自助グループのアドボカシー(同じ立場のアドボカシー)
インフォーマルアドボカシー…
など
子どもの声を聴く、
①目の前の子どもの声を聴く
②子ども・若者の声を施策に反映させる
プロセス
意見聴取→意見形成支援→意見表明支援→施設からの意見・情報→子どもへの情報提供→意見聴取…
アドボカシーシステムの構築に向けて
子どもの権利条約、意見表明は言葉だけとは限らない。泣く、絵で訴える、なども。
国でもこの仕組みを構築しようという動き。
イギリスではすでに制度化。
虐待を機に、
この数年で劇的に変化、
アドボカシーは行政から独立していること。
アドボカシーシステム導入のメリット
一時保護、過程復帰、措置先への適応を促進する
権利侵害事案の早期発見
ケアからの自立、社会適応促進
市民参画、地域教育力の向上(穏やかな社会的養護)
当事者ね参加・参画の推進
虐待家庭に触れちゃいけない?という感覚があるかもしれないが、社会(近所)の見守り、支えが必要。地域のパワーにも。
お互いをチェックするような社会になりつつなっていないか?
監視されたら隠そうとする心理が働く。
繋がっている地域を構築し直す必要があるかもしれない。
…………………….
厚生労働省 子ども家庭局 家庭福祉課 社会的養護専門官 胡内 敦司氏
川瀬先生の話を制度的に。
児童相談所に通報があったら、家庭訪問、親と離すべきかを判断する。
平成29年
全国13万件の相談、
21,268人が一時保護、
施設や里親に4,579人
全体の3.5%が施設に入る。
逆に言えば、96%の子どもがリスクを抱えたまま自宅に戻って生活している。
2016年、児童福祉法改正、連絡先に自治体が加わった。
地域がどうなっていけば良いのか?
犯人探しだけで終わらせてはいけない。心配な家族へ声がけ。或いはその子どもに声がけ。
子どもの権利条約、30年前に国連で採択され、日本は25年前に批准。
その理念が児童福祉法に盛り込まれた。
子どもの貧困対策に関する法律も5年経ち改定された。
旧:子どもは等しくその権利を「保証され」→受け身だった。
子どもが意見を言えない場合、子どもの声を汲み取る。大事なことは子ども自身の声。
自己決定→自立へ。
赤ちゃんが泣く。それも意見表明。泣く理由がある。
児童虐待防止法
3-⑤、権利養護のあり方を2年のうちに考えていきましょう、と
各々の立場で最善の力になることが大事
子ども・子育て支援新制度と社会的養護
様々な機関があり、専門家がいる。それらを制度で分担するのはもったいない。
どこに相談しても繋ぐ、という組織体系を。
…………………
トークセッション
過去を離すことについて。
中学校の時は、施設から通っているのが恥ずかしかったので不登校だった。高校は通う範囲が広がり、生き生きできた。大学では更に。プラス、様々な立場の人や生き方があることを授業で知り、自分のことを相対的に知ることができた。
電車の中で、母親が子どもを叱りつけている場面、周りはどうすればいいか?
案外実践は難しい。
けれど、トライしていけたら変わっていく。

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