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2020年1月27日 (月)

熱帯雨林保護運動(サラワク)の30年をふりかえる

私がまだ20代の若かった頃に関わっていた「サラワクキャンペーン委員会(SCC)」。

そのふりかえりの会があると聞いて参加しました。

市議会には関係ないけど…と思いながらの参加でしたが、なんのなんの!!!

公共施設の建て替えが迫っているなら、めっちゃ関係があったんだ!と気付かされました。

それに私、改めてすごい運動に関わっていたんだな〜、と思いました。

 

以下はメモです。

……………………………………………………

 

失われた30年 サラワク

http://www.jatan.org/archives/5030

森のある惑星

https://morinoaruwakusei.net/

 

代表:トム・エスキルセンのお話 2020.1.24

なぜ関わるようになったか。元々ガンジーの思想や仏教に興味があったが、途上国を訪れると、余りにも現実とかけ離れた生活を強いられている人々、しかし尊厳を持って生きている現状を見た。

 

一方で、農薬問題から入った、松井やよりさん(元朝日新聞編集委員)、黒田洋一さん(環境活動家)がサラワクの現状を知り大きなショックを受けた。

 

1980年代後半?マレーシアのサラワク州にブルドーザーが入り、大木が次々伐られ、日本に送られて、コンクリートパネルやカラーボックスに。

 

最初はフィリピン、次にマレーシアのサバ州、次にサラワク州に移ってきた。インドネシアでも。

現在でも、合板輸出量の3〜5割が日本に送られている。

 

やがてパームやし(アブラヤシ)の生産に移り始めていった(ブルーノマンサー基金に説明がある)

 

アカシアなどモノカルチャー植林が進んでいる。

 

サラワクの森林破壊

グローバルウィットネス「野放し産業」より

 

前後するが、

1980年に入ると大規模な道路封鎖が行われるように。1987年3月には25箇所で一斉に封鎖。

しかし法律が作られて、

1月、JATANが地球の友、JVC、日本消費者連盟などに呼びかけた

松井やよりさんが朝日新聞に記事を書き

 

1990年、サラワクキャンペーン委員会ができた。

 

以下活動のほんの一部↓

 

伊藤忠商事が問題の根源(の一つ)だと突き止めた

 

黒田洋一さんの書籍が世界的に高く評価される。ゴールドマン環境賞を受賞

 

昼夜無い運動、凄まじかった。終電は当たり前、下手をすると事務所に泊まり込み…

 

国際熱帯木材機関(ITTO)前で先住民族と共に抗議行動やキャンペーン活動

 

文部省が三菱商事自画自賛マンガ本(全国高校に配布していた)をリコール

 

ゼネコンと「コンパネ連絡会」を設立、定期的に会議

 

1992年12月、丸紅前でハンスト

 

自治体キャンペーンも勢いづいた「熱帯材を公共施設に使わないで!」全国各地で。全国キャラバン。

 

オーストラリアのエコロジスト、アンニャ・ライトも参加

 

熱帯林保護全国市民会議(1990〜1997、8回)

 

代替材・モデル工法の見学

 

熱帯雨林とサラワク先住民族(書籍)

やがてコンパネ問題から内装材問題へ。

 

そんな過酷な活動の中、スタッフは疲れも出始め、1人2人脱落

 

全国で100以上の自治体が熱帯材削減を実現した

 

1995年3月、代表松江和子さんの右腕だった市井晴也さん新潟県へ移住、松江さんも故郷に帰り、代表は浦本三穂子さんに。

 

家具の問題を扱い始める

 

1997年COP3(京都議定書)、会場ではウータン:森と生活を考える会のキャンペーンに参加

 

現地では徐々に先住民族に対する弾圧が酷くなり、逮捕や不公平な裁判が続いた。基金を設立。

1990年には、土地を奪いに来た暴力団と衝突し、暴力団の4人が死亡する事件、正当防衛が争われた。

 

2000年には入り、アブラヤシの巨大広大なプランテーション問題にシフト。勉強会から

 

現地から先住民族が来て、アブラヤシプランテーションの深刻さを訴える集会

 

2004年 オーラルヒストリー調査(生活の痕跡、文化などを調査してまとめる)→森の言葉

森の中で、遠くの人と交信する技法

逆にプナン語にも翻訳して現地に配布

 

スタッフは病気や新しい問題に取り組まざるを得なくなったりして、活動が手薄に。

細々と、現地を見学したり、イベントを開催したりしている。

 

パタゴニア助成金他を取得、少しずつ機運が高まっている!ホームページもリニューアルした!

 

いまだにサラワク材輸入第一国は日本である。

パーム油発電が盛り上がる可能性、熱帯雨林破壊の危機再び。

 

MTCCの検証が必要だ

マレーシア木材認証制度

 

ムル国立公園前でも2019年にバリケード、今なお続く。終わっていない。

 

…………………

【意見交換】

 

ホームセンターに行けば、まだまだサラワク材が見つかる。

 

Q:何が行動を減速させたか?

A:市民への広がりが足りなかったかも。自治体は職員の異動があり、継続されない。

 

平成30年林業白書によると、国産材の使用は少しずつ増加している。また、丸太よりも製品として輸入している。

 

代替材(型枠)について、東京都、鹿島建設、プラス 熱帯材を使わない強度がある合板を作った

 

型枠大工は職人芸、誇り高い

 

トップダウン、ボトムアップ両方必要だが、やり切れていないのが現状

 

工事の特記仕様書に一行「熱帯材不使用」と入れるだけ

自治体が条例を作れば良いのだが。

 

 

FOEの方:

人をモービュライトする難しさを感じている。

1990年何が今と違っていたのか?

→安保世代の残党がまだ残っていたのかもしれない。今より生活にゆとりがあった。

アンニャ・ライトのツアー活動も大きかった。

 

サプライ問題が見えないところで起きている。気候リスクに関しても非常に高いにも関わらず、SDGsに賛同している大企業であっても知らない。

アクションのたびにマスコミに訴えるとか。

 

資本主義の構造そのものの問題がある。

 

活動手段としてSNSを利用してはどうか?

若い人に対する発信を。

 

まだまだ豊かな森、守るべき森がある。

信じられない、ビックリする森がある。

親類の貴重な財産、文化。哲学と生き方。若い人に伝わっていないことは、森林が無くなること以上に大変なことかもしれない。

 

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