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2023年12月29日 (金)

12月議会、副議長選に出ました(議事録には無いかも?)

12月議会の最終日に、副議長選があり、公明党の織原正幸議員と私が立候補しました。

                                      

多数会派から、議長や副議長がどうやって推薦されているのか、私には全く分かりません。

今回は議長は続投、副議長が交代となったそうです。前に鈴木大介議員が副議長だった時にSNSで暴力を擁護した、と批判を受けて退職されましたが、そのあと市川恵一議員が暫定的に副議長だった??のか分かりませんが、とにかく事情は全くわかりません。

ただ、形式とは言え、民主的な議会にするためにも、私たちの側からも誰かが必ず立候補して、所信表明演説をすることにしています。

                                               

以下は、私が読んだ原稿です。

「こんな議会にできたなら!」という想いを言いましたので、ぜひお読みください。

12月議会について、YouTubeチャンネルにアップしているのでそちらをごらんください。

202312                                                       

https://www.youtube.com/watch?v=WTMHOQzq7_g
https://www.youtube.com/watch?v=itasV8YBf-Y

なお、コメントはオフになっています。ご了承ください。

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 このたび副議長に立候補いたしました、政策実現フォーラム・社民の増田薫です。

 私は副議長になって、15年前千葉県で初めて条例化された、松戸市議会基本条例に則り、各条文の内容を具現化するために、以下の8点を実現させたいと思います。

  まず、1点目。一般質問に「一問一答方式」を導入します。従来の一括質問一括答弁方式も選択できるようにし、さらに、対面式あるいは自席での質問を可能にします。

 近隣で一問一答方式を導入していないのは、松戸市議会だけになりました。少し前まで一問一答方式を導入していなかった鎌ヶ谷市議会もすでに導入しました。混乱も無いと聞いています。また、一般質問は執行部とやり取りをするのですから、執行部と対面しながらの方が自然だと思います。

 議会は、可能な限り市民にわかりやすくすべきであり、そうすることは必ず市民の利益になると考えます。

  2点目。会派を超えて話し合う場、議員間討議を増やします。

 民主主義の基本は話し合いですが、現状、会派を超えて議論する機会が非常に少ないと感じています。具体的には幹事長同士の討議ですが、議会には様々な考え方や視点を持つ議員が集まっており、それらを尊重しつつ、すり合わせ、少数意見も大切にし、最大公約数を見つけて執行部に提案するなど、会派を超えて議論を重ねていくことが重要です。多数決は民主主義とイコールではなく、最終的な手段として使うべきです。

  3点目。本会議の録画配信や議事録公開を早めます。

  4点目。各常任委員会の音声配信または録音が聴けるような整備の検討をします。

 3点目、4点目とも、可能な限り実現させ、または検討し、市民に1日も早く議員の質問や答弁、委員会審議の様子をお届けしたいと思います。

  5点目。委員会の委員長などの役職を、無所属も含めて全ての会派の輪番制にします。また、委員会を傍聴している議員からも補足意見が述べられるようにします。

 委員長などの役職を回している議会も多く、議員の多くがその経験をすることで、見えてこなかった役割を理解したり、他市の議員の中には「謙虚さや俯瞰力が必要だと気づいた」と言う人もいます。また、それがひいては議会全体の共有認識となり、議員間討議が、より深められるのではないか、と考えるからです。野田市議会では、傍聴している議員が委員会の最後に補足意見を述べることができ、活発な議論をしています。

 6点目。議員研修会を定期的に実施し、市民参加を可能にします。

 流山市議会では、議員研修に市民が参加できるようにしております。ぜひ松戸市議会にも取り入れたいと思います。開かれた議会として、また、市民と共に学ぶ機会を持つことは重要だと思います。

  7点目。重要な議案に関しては、公聴会を開き、市民の声に耳を傾け、市民と直接話し合う機会を作ります。また、議会基本条例に不足している「市民参加」の視点を条項に追加し、少なくとも一年に一度は、議会全体として議会報告会の実施をします。

 8点目。政治倫理条例の制定を目指します。

 八王子市の政治倫理条例には、市長や議員の責務が明記されています。例えば「市長や議員の配偶者、もしくは1親等以内の親族が役員をする事業者は市との請負契約を自粛しなければならない」と定めています。公金の流れの透明性に資するため、倫理条例は必要かつ重要と考えます。まずは先行事例を学び、制定を目指します。

  以上、松戸市議会は、議会基本条例にのっとり、市民の利益のために、議員会討議を重ね、さらに民主的な議会になるよう努力します。そのために、私は副議長となり、議長を支え、議長と力を合わせ、松戸市議会のために働く所存です。どうぞ宜しくお願いいたします。
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もちろん落選しましたが、言いたいことを言ってスッキリしました。
けど、実は後からもう一つ加えれば良かったなと思うことが出てきました。
                                  
①議員提出議案を、現状の多数決から、全会一致に変える、というものです。
柏市は全会一致を採用しています。
議員間討議を促す仕掛けになるのでは?と思うからです。
                          

②委員会の委員にペットボトルの水を提供することをやめる。

環境問題の観点からも時代とずれているからです。
マイボトルは、所定の置き場を決めておき、休憩時間にその場所に行って飲む。

                            

他にもありそうですけど、とりあえずこんなところかな?
                                                 
   

さて、副議長となった織原議員は「多数決型の議会から、合意形成型の議会にしたい」と述べられました。
現議長の杉山議員は、昨年12月の議会で「ワンチームの松戸市議会へ」とおっしゃいました。でも現状は、まだそうなっていないように思うので、お二人の、
これからの議会運営に、大いに期待します🎵

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