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2025年1月27日 (月)

不登校支援に関する集会「千葉県の不登校を考える」、無事に終わりました(「フレグランスフリーゾーン」の話も)

1月25日(土)の午後、千葉市美浜区にある、美浜文化ホールで、私が関わった実行委員会主催の「千葉県の不登校を考える」、おかげさまでたくさんの皆さんにお越しいただき、内容もとても充実したものになりました。

ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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私たちのドタバタをよそに、このイベントを一番キリッと締めてくださったのは、基調講演をお引き受けいただいた、元広島県教育長の平川理恵さんでした。とにかく口を開けば「できるんですよ!」「やる気なんですよ!」と力強く言い切る方で、そうなのか!出来るかも!と思った方も多かったのではないでしょうか。平川さんは、実際に「気」で乗り越えてきた、本気の方なのだな、と知りました。

                              

校長の権限で、かなりの学校改革はできるのだ、ということも。
                            
                         
そして、私たちが考えていた以上に、自治体議員の方の参加が多かったのは嬉しかったです♪

それぞれの自治体に帰って、少しでも前に進められるよう頑張りましょう✊
                       

                        
私たち実行委員会がこの集会をやろうと思ったきっかけは、昨年2024年4月から施行されている「千葉県不登校児童生徒の教育機会の確保を支援する条例(通称:不登校条例)」が、具体的に活かされていないのを残念に思い、これは多くの千葉県内の議員に知ってもらって活かしてもらうしかない、ということでした。

                          

具体的な企画をし始めたのは、6月頃からだったと思いますが、何せ議員て一年に4回議会があって、それぞれの自治体に起こっている色々な問題や、議案の賛否を考えなければならず、どうしても議会ごとに頭がリセットされる傾向があるんですよねー。会議のたびに、その前の会議の復習から入ったりして、進みが遅かったんです。だから、本番前から当日はとにかくバタバタで、一体本当にできるのだろうかと実行委員は、みな不安でした。
                          

でも、先ほど述べたように、とにかく平川さんの講演が素晴らしかったので、私たちのマイナスは、大いにプラスに働いたと思います(平川さんありがとう😭)。それに、今回助っ人として来てくれた議員仲間のみなさんがさすがでした✨✨
                      

分科会の報告は、私は平川さんと戸田さんの「多様な学び」のテーマにいたのでここだけ。
戸田徹也さん(チラシの裏面参照)は、元小学校の教員で、今はフリースクールの運営をしている方です。

大学卒業後の進路は教師になることしか考えておらず就職活動は一切しなかったんですって。ところが学校に入ってみたら、あまりに多忙すぎて、このままだと死ぬんじゃないかと思い、辞めたとおっしゃっていました。

 

これに対し平川さんは

「学校の先生がやること、ガンガン削りましょう!」

「やらんでいい、無駄なことが多すぎるんよ!」

広島弁??でバシバシ言ってました。

あとは会場とやりとりしましょうよ、と平川さんの一言で、会場からの質問や意見を聞いて、その度に答える、という双方のやりとりになり、とても面白い時間でした。

                       

他の分科会については、次回の実行委員会で聞くので今日は割愛します、ごめんなさい。                     
  

                            
さて、今回、化学物質過敏症の方からお申し込みをいただきました。その方から

「可能なら”フレグランスフリー(香りがしない)”の場所を作っていただけないでしょうか」

というご相談がありました。

私も化学物質過敏症なので、説明しつつ実行委員会で話し合ったところ、皆さん快く「会場の広さの関係で、十分ではないかもしれないけれど、良いのでは?」と言ってくれて、
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こんな感じにしつらえました。
すると、数名の方がおかけになっていましたよ。                                           

ご相談のあったご本人に聞いたら、「もしかしたら何度か出入りするかもしれない(溜まっている空気が辛い場合がある)」とのことでしたが、わりと大丈夫だったご様子。良かったです。それで、その方からメッセージをいただいたのでご本人の許可を得てご紹介しますね。
                          
                 

おかげさまで最後まで居られました。ありがとうございます。
フレグランスフリーの試みは、周知に繋がりますし、ぜひ他のイベントでも取り組んでいただきたい。ただ、自称「強い香りは苦手なのよね」な、ユーザー(アタック部屋干し、アリエール、無添加さらさ ファブリーズなどなど…)が紛れる心配はありますので、表記の改善は必要かもしれません。抗菌系は目や肌や舌に刺さる感じでとても辛いです。

フレグランスフリーエリアがあるならイベントに参加してみようかなと思う人はいるはずです。
私は大人ですしプライベートな日だったから感謝していますが、もし学校で子供への香害対策で「あなたは別室ね」対応は体には優しくても、心は正直寂しいと思います。友達と並んでいたい子の方が多いはず。学校自体がフレグランスフリーであってほしい。(そもそもマイクロカプセル洗剤柔軟剤の規制を。香水ではなく日用品で起きている厄介さ。)
学校に行けばノートもお弁当袋もクサクサを通り越して「触ってもないのに手や目が痛くなるレベルで成分が移っている」現状。これは私側の体質のせいではなく洗剤柔軟剤の技術の問題(欠陥)です。

曝露すると、私個人の場合ですが、聴覚過敏気味にもなるので、脳や体にとても刺激が強いのだと思います。

ちなみに
我が子は不登校経験があります(香害理由ではない)。学校の教室には行けなくても、フリースクールには通えたため、そこで大人や友達と過ごすことができました。誰かと繋がれれば親子共に孤独ではなくなります。これが、もしCS(化学物質過敏症のこと)や香害に苦しむいる子だったら、誰かと繋がることの難易度がグッとあがります。バスや電車、住宅街の通学路も具合が悪くなる。マイカー送迎なら行けるかもしれませんが、それは親の負担大です。たかが洗剤ごときで、子供達の大切な成長期、青春を奪われることの理不尽さ。経験できることがうんと減ってしまう。。。どうか守ってあげてほしいです。今は大丈夫な子供でも、このままの空気ではいいはずありません。
                     

と、とても貴重なご意見をいただきました。ありがとうございます!

仲間と共有したいと思います。

                            

化学物質過敏症の人を「ワガママ」と捉える人が結構多くて辛いことです。そんなに辛ければ、自分がどっかいきなさいよ、というような。

私は原発から出る放射能やタバコの受動喫煙と結構同じラインだと思っているんです。

望まないのに嗅がなければならない。

望まないのに浴びなければならない。

そこを少し工夫すれば良いと思うし、マイクロビーズからなる過剰な香料を使わないような行政指導をすればずいぶん良くなると思います。
                   
まあ、この話はまたいつか。
                    

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最後に、平川さんを中心に、分科会の登壇者、実行委員のメンバー、手伝ってくれた議員仲間とその仲間、と一枚撮りました。
                        
みんな、とても良い顔ですよね❤️充実感かな〜
               
不登校問題はまだまだ続く。というか、まだまだこれから、です。

                                

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